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呟記

秘密基地01管理人の日記。
【裏技鑑定人】#2 猫が増える
Papa told me

どうも、ご無沙汰しております。
裏技鑑定人の縦でございます。

さて、裏技の定義には様々なものがありますが
広義には「科学的に因果関係の説明がつかない事象のうち
それに至る手続きまたは条件により、再現性の極度に高いもの」
とされています。
これは裏技鑑定師協会の会則にも同様の記載があるため
最も普及した定義ではあるかと思われます。

私たち裏技鑑定人は、その再現性について
その対応策が万全であるためにも
できる限り完全な再現を心がけるようにしており
日々、怠りないチェックを行っております。
ただ、それが仇となることも、時折ございまして。

先月、当方のお客さまよりご依頼頂いた件で
「猫が増えて困っている」という案件がありました。

依頼主様宅へ出向き、ご本人にお会いして仔細にお話を伺ったところ
5年ほど前から猫を飼っていらっしゃるとのことで
実際に、邸内にはたくさんの猫が闊歩しておりました。

これだけの数がいれば、まぁそれは増えもすると思われますが
お聞きする限り、どの猫も不妊手術をしているとのこと。
それでも、何故かどこからともなく子猫が増えていて
気づけば、この有様ということでした。

幾ら猫好きとはいえど、流石に得体の知れないまま
増えるに任せるのは忍びないということで
私にご依頼賜ったという次第です。

1時間ほどのヒアリングで、幾つかのことが分かりました。
まず、子猫が増える際には、全く予兆が無い訳ではないこと。
増えるスパンは一定ではないけれど、規則性がありそうなこと。

特に、長期の旅行から帰られた時などは
多い時で2〜4匹の増加が確認できました。

「ご旅行はどういったところへ行かれるのですか?」

依頼主様ご夫婦の内、応対して下さった
旦那様へそう質問いたしました。

「いつも、特に何処と決めている訳ではないんですが……
骨董市を巡るのです。古銭を蒐集しているんですよ」

更に詳しく聞いてみると、猫の増える前日には
奇妙な音を聞くことがあるとか。

「ファンファーレというか、こう、ラッパの音が鳴るのです」
「ラッパですか」
「そうです、ラッパです。パッパッラーッパ!と」
「パパッラーパと」
「違います。パッパッラーッパ!です」
「失礼しました。パッパッラーッパ!ですね」
「そうそう」

裏技発動の際に、幻聴、幻視などが起こる頻度は高く
自覚症状としてもっとも顕れやすいものです。
恐らくは何らかの現象の発現に伴ったものと思われます。

そこまでわかれば、後は現象の切り分けです。
まずは猫の増加を時系列に沿ってまとめ
そこへ、依頼主様の行動を当てはめていきますと
見えてきたのは、やはり旅行との関係。
但し、遠出でだけでなく、ご近所の骨董市などへ
行かれた場合にも、関連は確認できました。

更に、骨董市でも増える場合とそうでない場合があるようで
購入されたものを考慮して絞込みを行ったところ
古銭『和同開珎』の購入と子猫の増えるタイミングが
正にビンゴでございました。

実際に再現実験として、幾つかの古銭を購入して頂いたところ
和同開珎の購入時には、件のファンファーレが鳴り
同行していた私にもそれは認識できました。

「なるほど。パッパッラーッパ!でしたね」
「お聞きになりましたか。パッパッラーッパ!」

明確な再現性も確認でき、対処法についても
「和同開珎を蒐集しない」という形で見つかりました。
ご依頼主には不本意なことかと思われますが
背に腹は代えられません。

さて、問題となるのは、その再現実験で
更に数匹の子猫が増えてしまったことですが
こちらの指示でやって頂いたことですし
そのままお任せするのは忍びないため
当方で引き取ることにいたしました。
とはいえ、一人身の貧乏暮らしの身の上ですから
なかなか全てを飼い続けることも難しく。

どなたか、貰っていただけませんか?
かわいこちゃんばかりですよ。
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100文字文学賞
Papa told me
久々にテキスポの企画に参加してきました。
企画を知ってから、締め切りまで残り時間2時間程度でしたが
100文字文学という括りもあって、するする4作品。
一応、バリエーション考えて書いてみました。

蜜柑の味

蜜柑の味は蜜柑としか言いようがないという君に、蜜柑以外の蜜柑を知らないからだということをそろそろ気づいて欲しいんだけど、それを教えてしまうと僕が偉そうにできないから未だに言えないでいることを教えたい。


予告編

突如、嶋大輔が巨大化した!?
ツッパることが男のたったひとつの勲章だった嶋が!
嶋が嶋であるための理由!それは一体何なのか?
謎が謎を呼ぶ愛と感動の物語!
真実を探して巨大な嶋の旅は今始まる!

SF巨大生物の嶋


欠陥品

A氏は、ついにタイムマシンを発明した。
世紀の大発明のはずだったが、重大な欠陥があり
過去にしか戻れず、その分若返ってしまう。
しかも、記憶まで戻るのだ。
仕方なく彼は、HDD復旧サービスを始めたのだという。


いつも通り

店長おはようございます
今日は遅刻しないでいけそうです
コノメールを打てる位には余裕シャクシャクです
シャクシュクといえばリンゴですが
昨日からハグキから血が出て怖いです
リンゴかじったせいですか
あ バスが遠くへ


最後のは勿論お約束。
にしても、書いてる時は面白いと思ってても
後から見ると色々ダメな感じでしょんぼりです。
かと言ってもう引っ込められないし
やっぱり、推敲って必要だなと痛感する次第です。
うーむ。
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電車は走るよロコモーティブ
Papa told me

あー、店長っすかー、ぅはよござぁす。あの、ちょっと今日遅れますっつか、めっちゃ寒いっすっつか、チョータリーっつかもう帰って寝たいんですけど、マフラー装備してがんばって駅まで来てる私なんですけどこうやって電話するのも億劫なんですよね実のところ。ケータイがもう冷たくて冷たくて、どんだけ店長を恨んだことか、あ、いや、店長は悪くないですよ、悪いのは社会ですからほんと、その歯車となって働く雇われ店長にどんな悪事が働けると言うのかって話しですよね、実際のところ、あでも店長がチョイ悪オヤジってことも折り込み済みですから、ご心配めさるな!まぁ今時流行んないですけどねチョイ悪とか。あ、んで遅れる理由なんですけど、なんかー、チョーていうか、うぃっしゅ!あ、今の流行の挨拶なんすけど知ってます店長?ダイゴっていう人のネタらしいんですけど、エンタとか出てないんで見たことないんですよね私。うぃっ       あ、すいません、今ポーズも込みでやったら電話離れちゃって、しかも飛んでいきそうになりましたよ、危ねぇ危ねぇ。これでケータイ落として壊したらダイゴに弁償して貰えるんですかね。んなこたーない!あ、今のは昼メガネの真似ですけど、それはそれとして、遅れる理由なんすけど、事故で凄いことになってるんですよこれがまた、近年稀に見る惨状で目を覆うとか覆わないとか、どっちなの!って感じですが、まぁ別に覆うほどじゃなかったです、寧ろピンピンしてましたし落ちた酔っ払い。あ、線路に落ちたんですよ、どっかの禿げ散らかしたおっさんが。ところが、生きてたこの不思議。まぁ私の推理で行くと犯人は駅員の誰かですけど、これ以上は会員サイトで!え?列車止まってるのかって?別に。普通ですよ。

あ、はい、遅れるのは単に寝坊しただけです。すいません。
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今朝の列車が遅れたワケ
Papa told me

遠距離通学の僕等の朝は早い。

白さの密度が随分と濃い息を吐きながら
幼馴染の聖と駅のホームへ駆け込む。
彼女はマフラーをかきあげ
息を整えながら、僕と並んで列車を待つ。

しばらくの沈黙。
ふと、何かに気付いた彼女は肘で僕を突き
マフラー越しのくぐもった声で僕に問う。
「あすこのさ、椅子に座ってるおじさんさ?」
「ん?あのおじさん?」
「色おかしくない?」

その視線の先、向いのホームには
ぐだんぐだんの酔っ払いが堅い椅子に引っかかってる。
顔色は青ざめ、予断を許さぬ感じだ。

「確かになんかおかしいね」
「死んでたりして」
「流石にそりゃないよ」
「いや絶対死んでる。あの色は」
「もう絶対なんだ。って死んだ人見たことあんの?」
「あるよ。ユーチューブで」
「げ。趣味悪いな。…それ本物?」
「本物、本物」
「よく見る気するね、そんなん」
「だって、血気多感な年頃ですもの」
「血気盛ん、ね」

どっちでも良いじゃん、と言いつつ
おじさんをケータイで撮りだした。

「何撮ってんの」
「記録映像」
神妙な顔でそう言う。

構内アナウンスが乾いた空気を揺らす。
その振動で、今までピクリともしなかった彼がふらりと立ち上がる。
応じるように、向いの線路に列車が見えてきた。

あっ。

という間もなく線路に落ちる彼。

思わず僕はマフラーを引き寄せ
悲鳴を背にして聖を抱きとめる。
列車のブレーキ音が止み、周囲がざわつき出す。
恐る恐る振り向くと、どんな奇跡か
おじさんはこちら側の線路で寝ていた。

「あー、決定的瞬間が」
駅員に助け起こされるおじさんを見ながら、聖は溜息混じりに言う。

「でも、まぁいいか。なんか嬉しかったし」
そう言って意味ありげに笑う聖に
何が嬉しいのかは聞けない僕。
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悪球打ちの悲しい性
Papa told me
久々に小説というか物語を書こうとしております。

というのも、放置して久しいテキスポにて
1周年企画の800字小説バトルが開催されてるもので。

この800字小説バトルというのは
提示された3つのお題を使って800字の小説を書き
その優劣を競う、というものです。
まぁ、要はお題付き短編小説コンテストであります。

元々はテキスポ創設当初に行われた運営主催の
公式なコンテスト(というほどではない)だったんですが
その後、企画のフォロワーもなく立ち消えて
それと比例するかのように
自分もテキスポから遠ざかっておりました。

んで今回、同じテキスポ者のキリハラさんより
ユーザー企画ながら、800字小説バトルが行われるという
耳寄り情報を頂きましたので、せっかくだから参加しようかと。

ただ、そのお題というのが

〔特別な日に〕
〔駅のホームで〕
〔マフラーを巻いた女の子が〕

という、ある意味あんまりな感じです。
まぁ我ながら、たいしたものは書けないクセに
偉そうなこと言うのもナンですが
なんでこんなに捻りのないお題なのだろうかと。

例えば

○○の日、彼女はマフラーをなびかせて
通い慣れた駅のホームに駆け込んだ。

で始めりゃ、後は何でも良いことに。

あー、そもそも、三題噺じゃないってことなのか。
縛りじゃなくて、ガイドラインなんすかね。ウーム。

とまぁ、そんな微妙な蟠りもあったりするんですが
ここはいっそ、ベタ素直に
「見送り」ネタで行こうかなと思ってます。
つか、自分的にはそれが一番しんどいんだよな。とほほ。
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